経営企画部

 日本では大抵の会社に、経営企画部という部署があると思います。入社した頃、私にはこの経営企画部という部署が何をする部署か、全く想像がつきませんでした。営業部とか、開発部とか、総務部とか、大抵の部署は、学生であってもどんな仕事をする部署か見当がつくでしょう。具体的な仕事の内容は想像と違ったとしても・・・。

 山一證券でも、社長は代々経営企画部出身者が務めていたそうですね。多くの会社では経営企画部というのはエリートコースの一つなのではないでしょうか。

 経営企画部が、会社の経営企画、つまり、経営目標とか中期経営計画とかを策定する部署(他にもたくさん仕事はあると思いますよ。)だと知って、再度びっくりしました。じゃぁ、経営者の仕事は何なの?って。逆に、社員にとっては、一番やりがいのある仕事だろうとも思いました。だって、一従業員でありながら、会社の経営に関わる決定に参画できるんですから。

 でも、経営者と従業員の違いって、会社の現在置かれている環境を把握し、どっちの方向に舵を切っていくかを決定できるかどうかにかかっていると思うんです。経営企画部が策定した、経営目標、中期計画を見て、「よっしゃ、これでいこう。」と判を押すだけだったら、私でも出来ますよ。それで、会社で一番給料を貰っているんでは、社員がやりきれませんよね。

 現在、2極化という言葉が盛んに使われています。結局、経営者が、経営者としての仕事をしている会社と、そうでない会社で別れているだけなのでしょう。今までは、同業他社が何をしているかを調べて、同じ事をやっていれば、経営者はつとまったんです。だから、経営企画部に同業他社の動向を探らせて、それをもとに、経営経営計画を策定する。これで、会社の経営は何とかなったんですよね。でも、もうそう言う時代ではない。

 不景気とか不況とか言うけれども、実は、単に他社と同じ事をやっていても生き残ることが出来ない時代になったと言うだけなんです。そうなると、経営企画部の策定する経営計画では、どうにもなりませんよ。独自の特色を出した経営を進めていくのは、経営企画部の一従業員にはできませんから。能力の問題ではなく、役割の問題です。そう言うリスクを一社員が背負うこと自体間違っています。これは、会社で一番給料を貰っている人がやるべき仕事なんですから。

 私に、会社で一番高いお給料をくれるなら私がやっても良いですけどね。(^_-)




年賀状

 今日は一日、年賀状の作成に費やされました。それにしても簡単になりました。一昔前はセブン・イレブンで印刷された年賀状を買ってきて、これに住所を手書きで記入。これだけで、丸一日かかったものです。その後に、裏面に、一言添える。やっぱり、コンビニで売ってる年賀状の挨拶文だけでは、もらっても嬉しくないでしょうからね。で、ちょこっと近況を書き込んでいるうちに、字の間違いを発見、最初からやり直しだ〜なんて事になってしまうのです。

 でも、今はパソコンがありますからねぇ。住所は、データベースから打ち出されますから、改めて住所録を調べながら、一枚ずつ書く必要はない。データベースに登録されていない方の住所のみを、データベースに打ち込むだけです。裏面も、年賀状作成ソフトの用意してくれている画像から、一番気に入った画像を探し出し、ちょこっと調整する。レイアウトも思いのまま。その上、私の下手な字を、人にさらす必要もない。

 一枚ずつ、挨拶文を変えるにしても、こっちの方が数倍楽ですね。間違った時に、同じ文章を再度書き込むのは苦痛ですよね。パソコンなら、間違っているところだけチョコチョコっと直すだけです。でも、やっぱり、パソコンの字だと、貰う方は気持ちがこもっていないと思うんでしょうねぇ。


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