春日大社

 毎年、年末年始になると、市場に春日大社の相場予見というのが出回る。こんなものに頼るなんて何て非科学的なと考えていたが、後から調べてみると結構当てていることが多い。ただ当たるときもあれば当たらぬ時もあるのでは、コインで相場を予見するのとそれほどかわりはない。私も昔は毎年この春日大社のお告げを机の上に張っていたものだが、最近はその存在すら忘れるくらいになっていた。

 ところが、今年は最近になって、今年初めに配られた春日大社のお告げが、また出回っている。こういったお告げ・占いのたぐいを、後から結果採点するというのはマナー違反かもしれないが、今年のお告げは驚異的な的中率だと思うので、まずは紹介したい。お告げだけでは、その的中度合いが分からないと思うので、その横に日経平均の月足4本値を記しておく。

お告げ寄付高値安値引値
1月下押す19,44619,44617,30318,330
2月小反発18,08519,07017,86718,557
3月保合い18,42918,63317,90018,003
4月上向く17,86919,15117,48519,151
5月強地合19,27520,48919,27520,068
6月高値20,45120,68120,22320,604
7月乱高下20,17520,57519,69720,331
8月軟化19,80419,80418,22918,229
9月じり安17,97418,73517,68317,887
10月急落17,84217,84216,31216,458
11月大底16,500


12月堅調



とのことであった。

 これを読んで、どう感じるだろうか。毎月の相場予見もさることながら。添えられている文章にびっくりする。年初にアジア株式がこれだけ大きな動きとなることを誰が予見しただろう。

 このお告げによると、今月が大底になって、後は回復へ向かうとのことである。政策に期待できない、今年前半相場を引っ張った外国人は売りに転じている、景気は下向き、企業業績も下方修正と、出口の見えない真っ暗闇の相場の中では、こういったお告げに頼るしかないのかもしれません。『朝の来ない夜はない』よく言われる言葉ですが、今こそこの言葉を信じるときなのかも・・・。


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