ブラックモアズ・ナイト コンサート

 ブラックモアズ・ナイトのコンサートに行って来ました。チケットに5:00と書いてあったので、5:00開場、6:00開演と勝手に思いこんでいたのですが、4:00位に、再度チケットを確認すると4:00開場、5::00開演であることが判明。慌てて、シャワーを浴び、着替えて、家を飛び出しました。

 会場は東京国際フォーラム。ここでのコンサートを見るのは初めてです。5つのホールが並んでおり、他のホールではファッションショー等が開催されているようです。ブラックモアズ・ナイトのコンサートの会場はAホール。会場に入ると、一緒にチケットを購入したKINさん、KAMONさんは既に到着していました。新しい会場なのでシートはゆったりとして座りやすい。ロックのコンサート会場とはちょっと違いますね。普通はクラシックのコンサートに使われているのかな?

 前座はバーストなんとかと言う大阪から来た3人組のバンド。生ギター2台に、ドラムというアリスと同じ楽器構成。「砂の城」というお昼のドラマの主題歌を歌っているそうですが、聞いたことはありませんでした。結構歌は上手だし、ギターとドラムのアンサンブルもまとまっています。でも、やっぱり盛り上がりませんね。だって、みんなブラックモアズ・ナイトを見に来ているんだもん。

 しかし気になったのは、遅れてくる観客の何と多いことか。前座バンドの演奏があるという話は既に伝わっていたので、遅れても良いやと思っての行動なのでしょうが、静かに演奏を聞いている最中に、席の前を遠慮もせずに通られると、不愉快ですね。しゃがむでもなし。でかい声で喋りながら通り過ぎていく。会場が暗転しているので席の番号が見えないのですが、懐中電灯で席の番号を確認するので、雰囲気も台無しです。

 前座が4曲ほど演奏して一端、休憩時間。急いで、パンフレットを買いに走りました。普段はコンサートが始まる前にパンフレットを必ず買うのですが、会場に到着したのが開演ぎりぎりだったため、買う時間がなかったのです。パンフレットは2,000円。写真がいくつか掲載されているだけなので、2,000円というのは非常に高いのですが、まぁ、記念物ですからね。

 休憩が終了し、コンサートが始まる。レインボーやディープパープルのコンサートとはひと味違うこじんまりとしたコンサートです。メンバーはリッチー・ブラックモアの婚約者キャンデイス・ナイトがボーカル。もう一人の女性が生ギターを抱え、後はドラム、キーボード、そしてリッチーブラックモアと言う構成。リッチーブラックモアは黒のテレキャスターを携えて登場。(多分テレキャスターだと思うのですがよく分からない。)KINさんから双眼鏡を借りて必死に、リッチーのギターを分析したのですが、形はやはりテレキャスター。しかし、ギターの上部にだけ、セミアコのような穴が開いている様な気がします。そしてピックアップはシングルが一個。ネックはローズですね。ピックアップで音を拾っているのに、ギターの音は生ギターの音にそっくり。う〜む、何故こんなクリアな音が出るのだろう。

 曲はほとんどが、ブラックモアズ・ナイトのアルバム「Shadow of the Night」からのもの。ルネサンス音楽というか宮廷音楽というか・・・。キーボードはバグパイプみたいな音を出し、それに生ギターと、リッチーのギターが絡み、ドラムは鼓笛隊のような単調なリズムを刻む。その上にキャンデイス・ナイトのクリアな声がメロディーを奏でる。どの曲も雰囲気が一緒なので、後半はちょっとだれ気味でした。(^^ゞ それにしても、リッチーが生ギターをじゃらじゃら鳴らすような感じで、コードカッティングをしているのを見るのはちょっとつらい。やはり、リッチーにはギターを弾きまくって欲しい。

 一端コンサートが終了して、アンコール。アンコールからは盛り上がりましたよ。正規のステージの際は観客はみんな座って静かに聞いていたのですが、アンコールが始まった途端に客は総立ち。レインボー時代の曲が始まったのですから。

 でも、小さいアンプ一個、ドラムもシンバル2枚、そしてボーカルはキャンデイス・ナイトですから、レインボーのコンサートに比べると迫力は劣ります。なんとなく素人のコピーバンドの演奏を聴いているような錯覚を抱いてしまいました。でも、やっぱり、目の前にいるのはリッチーなんですよ。

 アンコールも終了して会場を後にし、KINちゃんとは別れ、KAMONさんと京浜東北線に乗り込みました。大森で降りてKAMONさんのご家族と合流、江戸八というちゃんこ屋さんで夕食を食べたのですが・・・。ちょっと飲み過ぎたのでしょうか。自宅に帰ってから大切なことに気が付きました。せっかく2,000円も出して買ったパンフレットを、このちゃんこ屋さんに忘れてきてしまったようなのです。(T_T) あ〜あ〜あ〜・・・。


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