痴漢

 昨日は、私の所属する部に、部長さんが新しく異動してきたので、その歓迎会があったのです。時間的にはそんなに遅くまで飲んでたわけではないのですが、結構酔っぱらってしまい、自宅に辿り着いてすぐに布団に潜り込んでしまいました。部の飲み会とかって、部長の話を黙って聞かなきゃならないし、酒の量がすすんでしまうんですよね。

 飲み会の話は今日の題名とは全く関係ありません。念のため・・・。

 一昨日にテレビを見ていたら、いろんな事件の調査、追跡、逮捕の瞬間をカメラでとらえたドキュメンタリー番組をやっていました。交通事故の現場に駆けつけて、怪我人と、事故を起こした犯人の様子を写したり、ひき逃げの犯人をパトカーが追っかけて行くところを、ずっと、カメラで追っかけていったり・・・。別に興味があったわけではないのですが、何とはなしにその番組をボーっと見ていたのです。そうしたら、痴漢を捕まえるところを撮影していたのです。痴漢は現行犯でないと逮捕が出来ないですから、通報があった場合に、その通報者に刑事が付き添いながら、痴漢されるまで、ずっと電車の中で、待つんですよね。

 それをずっと見ていたら、昔、痴漢に間違われたことを思い出してしまいました。東京に出てきた当初、私は池袋の寮に住んでいました。池袋と言ってもちょっとはずれなので、JRの池袋駅から、一駅だけ埼京線に乗るんです。ある日の会社からの帰り道、寮で飲もうと同僚と二人で埼京線に乗り込んだ時のことです。当然混んでいますので、席に座ることは出来ません。同僚と私は、ボーっとドアの近くに立っていたんです。突然「********!」何と言ったのか聞こえなかったのですが、女性の大きな声が聞こえたのです。何が起きたんだ?と思いました。辺りをぐる〜っと見回してみました。すると私のすぐ右手にいた女性が私の方をじろっと睨んでいるのです。その時、私は「な、なんだ。この女気がふれたか?」と思ったのです。

 電車を降りてから、同僚に「なんか変な女性がいたね。」と言うと、同僚が一言「おまえ、痴漢に間違われたんだよ。」と教えてくれました。

 痴漢というのは恥ずべき行為です。それに神経質になる女性がいるのも分かります。しかし、あらぬ疑いをかけられるのは、勘弁してもらいたいですね。


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