ツエッペリン

 Music Watchという音楽関係のメールニュースがあるのですが、これを読んでいたら、レッド・ツエッペリンのライブが発表になるとの記事が目に付いた。アトランティック・レコードから10月下旬か11月初旬にCD2枚組ライヴ・アルバム『LED ZEPPELIN LIVE AT THE BBC』がリリースされるとのこと。1971年に収録されたラジオ番組『BBC IN CONCERT』が音源で、海賊盤としてよく知られているものと、今回が初の出物とされるラジオ音源の2部構成。エディ・コクランのカヴァー「Something Else」「The Girl I Love」といった、まったくの未発表曲も収録されるらしい。いや〜、楽しみですねぇ。あ、ちなみに日本盤は10/25にイーストウエストからリリースの予定。

 そのレッド・ツェッペリンが、アトランティック・レコードの50周年を記念して来年3月、一度きりの再結成ギグを行なうことになった。1980年に他界したドラマーのジョン・ボーナムの代役は、彼の息子、ジェイソン・ボーナム。このメンバーで演奏するのは2年前の“ロックの殿堂入り”を果たした時以来のこと。

 なんか、計画的ですね。一度きりと言うことは、来日公演はないんだろうなぁ。

 レッド・ツエッペリンという形態では見たことありませんが、ページ&プラントの来日公演は3度、見ましたよ。武道館で1週間ぶっ続けで公演をしたのですが、そのうちの3回に行ったのです。3回とも演奏曲目は違いました。来日前に「毎日違うメニューで公演する」と言っていたらしく、雨が降っていた日は、1曲目が「レイン・ソング」。3回とも同じだったのは、アンコールが「ロックンロール」だということくらい。この曲でコンサートが終わるのをコンサート会場の人たちがみんな知っているので、「ロックンロール」のリフが始まると、ブーイングがおきるのですよ。

 当初、ページ&プラントは新曲を中心に活動していたらしいのですが、コンサートで新曲を演奏するよりも昔の曲の方が盛り上がるとのこと。結局、コンサートでは新曲は演奏せずに、ツエッペリン時代の曲ばかり演奏するようになったようです。ファンにとってはその方が嬉しいのですが、演奏する側にとってはやりきれない気持ちもあるでしょうね。やはり、新しい曲を聴いてもらいたいだろうし、何十年も演奏した曲を演奏するよりも、新鮮な気分で演奏できるんだと思うんですよね。

 結局、我々ぐらいの年代になってくると、新しい曲を受け入れるだけの精神的余裕がないのでしょうか。昔の曲、学生時代に聞いた曲が一番盛り上がりますよね。


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