メール

 ハードディスクの容量が小さく、ソフトをインスツール出来なくなりつつあると書いたら、メバルさんから、立ち上げ時にヘルプキーを押せば良いと、メールをいただいた。どうも有り難うございます。ヘルプキーを押してパソコンを立ち上げると、立ち上げ時にどのディスクを読み込むかを指定できるとのこと。BIOSを書き換えて、立ち上げ時のディスクを指定するという方法もありますよね。

 私としては、パソコンの電源を入れてから、Windows95が立ち上がるまでの時間に、着替えたり夕御飯を食べたりしているので(会社から帰ってきてパソコンを使う場合)、この方法だと時間がもったいないなぁと思ってしまうのですが、同様の悩みを抱えている方はどうぞお試しあれ。増設ハードディスクの方にWindowsフォルダーをおいて、増設ハードディスク側から立ち上げることが可能のようです。

 今日は、別のメールもいただきました。こちらは、お名前を控えさせていただきます。仮にAさんとしましょう。Aさんのメールは、『ファンドの基準価額がわからない。投信会社はこういう情報をきちんとディスクローズすべきではないか』とのことでした。オープン投信の基準価額は、日経新聞他、様々な新聞で毎日公表されています。単位型投資信託に関してだって、日経新聞の土曜日版に公表されているんです。ここで、問題なのは、何故、Aさんが、このことを知らないかと言うことです。私にメールをくれるという事は、調べようという意志がないわけではないと言うことでしょう。逆に、基準価額を毎日きちんとチェックしようと言う、前向きの姿勢があるのだと思います。(基準価額を毎日チェックするのが良いかどうかは別問題ですが・・。) それなのに、基準価額情報が何処にあるかを知らないと言うのは、何が問題なのか。

 まず、投信業界として、こう言うことはきちんと啓蒙していかなければならないと思うのです。投信を購入していただいたときには、基準価額を調べるにはどういう方法があるのかをきちんと伝えるべきだと思うのです。そんな難しいことではありません。受益証券説明書に一言書けばよいのです。受益証券説明書には『販売証券会社にお問い合わせ下さい』としか書いていないんですよねぇ。全部確認したわけではないので、もし、受益証券説明書に、日経新聞他で確認できる事を明記してある物があったら教えて下さい。

 更に問題だと思ったのは、このAさんが保有していたファンドというのがベアファンドなんです。こういうリスクの高いファンドを、何故、基準価額をチェックする方法も知らない方に販売するのか?販売する側には、『販売責任』があると思うのです。もしかしたら、Aさんがご自分の希望でこのファンドを買われたのかもしれません。しかし、基準価額のチェック方法を知らないと言うことは、投信購入に関しては、初めてか、それに近いほうだと思われます。だとするならば、そういう事を事前に察知し、販売しないか、または基準価額のチェック方法をきちんと伝授するべきだと思うのです。

 投信業界は今まで、顧客をほったらかしでした。顧客との接点は、販売証券会社を通じてのみ。その中で、販売証券会社の営業職の方に、全てを依存してしまっていたのです。しかし、証券会社の営業職の方だって、それほど暇なわけではないでしょう。株も債券も販売しなければならないんです。もっと、投信会社自身が、顧客の投信の理解のために努力すべきだと思うのです。これがないために、投信に対して、必要以上の不信感をもたらしてしまっているのではないでしょうか。

 販売責任については、またそのうちじっくり、書いてみたいと思ってます。

 最近、いろんな方からメールをいただいてとても楽しいです。エッセイを公表することで、メールの内容も広がってきました。今までは投信のこと以外のメールは少なかったのです。特に知らない方からのメールは全て投信に関する質問でした。しかし、最近は、知らない方からも、『いつも読んでいます』とか『勉強になります』といった、励ましのメールをいただき、感激しております。今後とも、投信の理解の一助に、疲れた頭を休めるために、私のホームページを宜しくお願いします。

 私も、ますます精進して、エッセイに投信入門にとアップを続けていきますね。


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