書くこと

 私は、何かを伝えたいと思って、今まで書いてきた。書くことは、何らかの自分の表現であって、あくまでもツールだと思ってきた。別に書かなくても、テレビで言いたいことが言えればそれで良いし、ラジオでも講演会でもそれは良かったわけだ。単に、そう言った依頼が今までなく、また、私の今までの仕事の中で、個人の投資家に対して、投信というものを理解してもらいたい、それが、こういったホームページを通して、書いてきた理由であった。投信に関する話題だけで済ましておけば良かったが、それ以外にも言いたいことはあるし、それは、政治的なこと経済的なこともあるし、身近なくだらない話題に関しても、その理由はそれほど変わらない。

 しかし、先日NORIKOさんと飲んでいて、そう言う理由でなく、ただ書きたいから書くという人種が存在するんだと言うことに改めて、認識した次第なのです。PACOちゃんとホームページのことについて話するときも、YCASTERさん(スピードの経済を出版した、伊藤洋一さんのことです。)と飲んだときも彼らは、書きたいから書くんだと言うことを言うのです。

 NORIKOさんはこう言います。「書かないと言うことは、排泄しないと同じように気分の悪いことだ。」と。

 私にはどうも理解できないのですが、書くことそれ自体が目的で、読者のことも、それ以外の経座的なことも、単に後から付いてくるだけだと感じることが出来る人たちってたくさんいるんですね。それはとても羨ましいことです。書いたことの結果を、誰がどう感じるかと気にする必要がないわけですから。


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