スピードの経済

 日本経済新聞社から『スピードの経済』と言う本が出版されました。この本の作者が伊藤洋一さん。私のサイトでも、リンクを張らせていただいております。最近の経済の本というと"ビッグバン"と言う文字ばかりが乱舞していて、ちょっと辟易しているのですが、『スピードの経済』はパソコンの発達、そして普及によって経済が格段に変化していると言った内容のもので、最近の流行からは一線を画しております。なかなか興味深い指摘が多く、みなさんも一度読まれると良いでしょう。

 この作者の伊藤洋一さんとNORIKOさん、しらさん、そして私の4人で飲もうという話が盛り上がり、この日は伊藤さんの指定する『月の庭』と言うお店に集まったのです。伊藤さんからのメールで星条旗通りにこのお店はあるからとのことだったのですが、何せ六本木周辺の地理には疎いのです。星条旗通りなんて"通り"の名前を聞くのは初めて。最初はアメリカ大使館のあるところかなと、地図を探しまくりました。

 お店にたどり着くと、伊藤さんは既にビールのグラスを傾けておりました。早速『スピードの経済』を差し出し、サインをしてもらう。既にネット上での知り合いで、飲み会でもお会いしたことはあるのですが、やはり、根がミーハーな私。本の作者が目の前にいると、まずはサインをとなってしまいます。その後ビールを飲みながら、お互いのホームページのことなどを喋っているうちにしらさんが到着。3人でガーデン(いわゆる屋根のない物干し台みたいなところ)に移動して、NORIKOさんを待つことにする。30分くらいしてNORIKOサンが到着。お店の場所が分からなくて何度も目の前の通りを行ったり来たりしたとのこと。私の携帯電話に連絡すればよいのに・・・。

 それにしても、一時に比べると涼しくなりました。秋風と言っても良いような風が心地よく吹く中、豆腐料理に舌鼓をうちつつ、日本酒を傾ける。六本木が近いというのに静かで雰囲気の良いお店です。料理も美味しい。話題は携帯電話やノートパソコンの話、そして経済情勢の話と際限がない。こういった素敵なお店でお酒を飲むと、何故か雄弁になってしまうものです。never-stop-speakerと伊藤さんには書かれてしまいましたが、本当は口数が少ない静かな私なんです。

 その後、どっか楽しい所へと言う我々の要望に答えて、伊藤さんが連れていってくれたのは金魚というショーパブ。狭いステージが上下にせわしくなく動く中、春琴抄、シャーロックホームズなどをモチーフにした演技が次々に流れていく。正面のステージだけではなく天井から登場したり、ステージの下から現れたりと、立体的なステージングは見るものを飽きさせない。

 金魚を出てから次に向かったのはONE-EYED-JACKという、カジノとパブが混ざったようなお店。一人女性が付くというので外人を指定する。私の英会話練習用だという。英語で彼女と音楽の話、ザウルスの話などで盛り上がる。伊藤さんに言わせると適当にあしらわれているだけだったらしいが・・。

 そんな訳で、いつの間にか終電も無くなってしまっている。伊藤さん、NORIKOさんと別れしらさんとタクシーに乗り込み帰宅となった。それにしても、伊藤さんは素敵なお店をたくさん知っていますね。是非、またご一緒させていただきたいと思います。

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