欧州旅行記 第六日目

 本日は一人でロンドン観光の予定。朝6時に目を覚まし、シャワーを浴び、メールをチェックしていたら9時近くになってしまった。まずは、ウェストミンスター大聖堂へ行くためにノーザンラインとビクトリアラインを乗り継いで、ビクトリアライン駅に向かう。そこから、ちょっと右側の方に歩いていくと、ウェストミンスター大聖堂がある。

 まずは腹ごしらえと、ビクトリア駅にあるハンバーガーショップでダブルハンバーガーとチョコレートシェイクを注文。ビッグ オア スモール?と聞かれ、思わずビッグサイズを頼んでしまった。駅前でハンバーガーをぱくつき、準備はおっけー。ウェストミンスター大聖堂に向かった。ちょっと迷ったが、大聖堂に辿り着き、早速写真撮影。その後バッキンガム宮殿に向かった。バッキンガム宮殿に近づくと、たくさんの人が道路に溢れていた。やっぱり、世界的に有名な観光地、観光客が溢れているのだなぁと感心していたら、なんとパレードらしきものが始まった。赤い服に黒長の帽子をかぶった、日本でもキットカットで有名な衛兵がまずは行進してきた。「す、すげぇぇ、もしかしたら、チャールズ皇太子が出てくるのかなぁあ。だとすると、これだけ人が集まっているのも理解できるぞ。」と期待したのですが、そうではなく、単なる衛兵交代の儀式でした。しかし、良いものを見ることが出来ました。イギリスの文化に触れた一瞬でしたね。

 その後、ウェストミンスター大寺院に向かうのですが、ちょっと歩く方向が違ったようで、キングチャールズストリートに紛れ込んでしまいました。キャビネットウオールームと言う博物館があったので入ることにしました。入場料は5ポンド弱、パンフレットも購入したら7ポンド弱とられました。それにしても、イギリスは物価が高い。だいたい日本と同じくらい、アメリカの倍と言ったニュアンスですね。煙草なんて一箱3ポンド(約600円)、もしました。キャビネットウオールームは第二次世界大戦中の漫画や、写真、鉄砲や電話のシステムなどが展示されていました。

 キャビネットウオールームを出てセントマーガレット寺院、ウェストミンスター寺院を順に見学。ウェストミンスター寺院は偉人の棺が数多く納められ、その上にはその人の彫刻が飾られているのです。偉人と言っても、私にとっては聞き慣れない人ばかり。世界史をもっと真剣に勉強して置くんだったと後悔してしまいました。

 ナショナルギャラリーは是非見に行った方がよいと薦められていたので、ウェストミンスター寺院を出た後、歩いてそこに向かいました。途中でお腹がすいたのでランチタイム。アイリッシュパブのような店で、パイの牛肉ソース掛けとビールを食する。これもなかなか美味しかった。ちょっと店のシステムが理解できなくて、困惑したのですが、これはご愛敬。満足して店を出ました。その後ナショナルギャラリーに入る。ここは無料。館内の案内図を手に一部屋ずつ、じっくりと絵画の鑑賞としゃれ込む。部屋が年代、作家、絵を集めたオーナーごとに分けられているので分かりやすい。しかし、部屋の数が多い。足がだんだん棒のようになってきた。それぞれの部屋にはベンチが置いてあり、休めるようになっている。そこで、一休みしながら、全部屋を制覇した。気に入ったのは、ターナーと言う作家の作品。この人の風景画をじっと見入っていると何となく幸せな気分になってくるのです。ゴッホのひまわりも展示されてました。しかし、多くの絵は色の使い方がはっきりしていて、ドイツで見た絵とは趣を異にしておりました。レディグレイとかいう、ヘンリー7世の孫娘の処刑直前のシーンを描いた作品がとても迫力を感じるもので、思わず絵の前で立ち止まり唸ってしみました。

 ナショナルギャラリーを出て地下鉄の乗り込み、タワーヒルに向かいました。タワーブリッジの写真を撮り、中に入ろうとすると、既に閉館時間。しょうがないので、そのままロンドンブリッジまで歩き、そこでテームズ川を眺めながら、一服。会社の同期や後輩と待ち合わせるために現地法人に向かいました。彼らと本日、食した夕食はスペイン料理。オムレツやイカのフライ、そしてパエリエを注文、白ワインを飲みながら、生演奏を楽しむ。最初はキーボードだけでの演奏だったのですが、時間がたつと生ギターを持った人と、ダンサーが登場して、フラメンコが始まりました。フラメンコを見るのは初めて。もっと、カスタネットを多用するのかと思ったのですが、カスタネットよりも、足でリズムを取ることが多く、びっくりしました。タップダンス並に足が良く動くのです。フラメンコを堪能して後輩宅へ帰り、メールをチェックしようとしたのですが、疲れ切って眠い。すぐに眠りについてしまいました。


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