冷夏

　あ、暑い。確か、気象庁の予測では今年はエルニーニョの影響で冷夏になるのではなかっただろうか。どこが冷夏だ。台風が二回来たきりではないか。今日も某デジタルカメラメーカー(Ｇショックでうはうはのメーカーと言った方がわかりやすいかもしれない)に取材に行ったのだが、新宿駅から新宿住友ビルまで歩く間に、汗でＹシャツがビチョビチョになってしまった。ま、普段運動をほとんどしない私にとって、汗をかく機会はあまりないので、結構気分が良いのも事実ではあるが・・・。

　ただ、この暑さは日本の景気にとっては非常に好影響を及ぼすかもしれない。基本的に『夏は暑く、冬は寒く』が、好景気の条件である。夏は暑い方がエアコンが売れるし、冷菓等も飛ぶように売れる。冬も寒い方が、衣料関係や、ストーブなど消費が堅調に推移し、景気にとってはプラスなどである。消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動や、公共投資の減少、そして秋口より健康保険の負担料増など、景気に対して悲観的な材料が多い中、この暑さが、景気の落ち込みを抑え、緩やかな景気回復の持続のために、一肌脱がして、いや脱いでくれればと思う今日この頃である。

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