那須高原 第二日目

 朝、目が覚めると、テスさんとばぶるばすたーさん以外は全員起床して、朝食(パン)を食べていた。これもけいりあん夫妻が用意していてくれたものだ。再度感謝しつつ、私も朝食をいただく。ついでに昨日のバーベキューが少し残っていたので、レンジでチンしていただいた。食べ物を粗末にしては行けないと私は親に教わったのである。食べているときに、ばぶるばすたーさんも起床。朝食を食べ終わって、PAIさんは帰宅となった。今日は試験があるらしい。前夜にも「次があるんだから、今回はチャイしちゃえば」と悪魔の囁きをかけたのだが、あまり無理強いしてはいけない。けいりあん&TAKAKO夫妻が車で新幹線の駅まで送りに行った。その間に、テスさんが起床。女王様の登場である。

 けいりあん&TAKAKO夫妻が帰ってきたので、部屋を掃除し、一晩をあかした貸別荘を後にする。今回の旅行の最大目的は歩くことである。昨日は、歩く前に遊園地で疲れ切ってしまった。今日こそは歩かなければならない。そこで"歩く"ために約2kmの那須自然研究路に行くことになった。山の中を車で駆け上がり、自然研究路の入り口に到着。車を降りるとちょっと寒い。雨も降りそうな気配である。天気予報では降らないって言ったのにぃとみんなでぶつぶつ言いながら、研究路に突入した。最初は下り道が続く。路中の展望台で記念写真を撮影。もう少し早い時期ならツツジが綺麗らしい。景色も見事なのだろう。残念ながら本日は、ツツジも終わってしまい、雲が多くて筑波山なども見えず、周りの緑のみを楽しむ展開である。しかしこの程度の散策なら全然楽だと思ったのが間違いの元。路の後半は上り路となり、非常に厳しい散歩となった。上りの方は木が埋め込んであって、階段状になっているのだが、一つ一つが結構高いのである。一段上がる度に「よいっしょ!」とかけ声が出てしまうのは私だけであろうか・・・。

 2kmの散策が終了し駐車場に戻るが、実はみんな疲れたのだと思う。すぐに出発とはならなかった。少しの間、もとKISSさんが持参した、プラスチックでできたラケットとボールで玉遊びに興じる。玉もプラスチックで軽いためになかなか思うようなところにボールをとばせない。追い風だと玉は飛びすぎるし、向かい風だと全然飛ばない。ボールを飛ばす度に受ける方は走らなければならなくなり、結構な運動になった。

 その後、昼食を食べるためにりんどう湖ファミリー牧場に向かった。ここで焼き肉を食べるのが目的であったのだ。しかし入場口で説明を読むと、アトラクションがフリーパスのチケットを買った方が割安であると判明。5つのアトラクションを乗れば、もとをとれるのだ。フリーパス券を購入してファミリー牧場に入園した。まずは昼食を食べるためにレストランへ向かうと思っていたらちょっと甘かった。みんなの足が向かったのはレストランではなくフォーミュラーサーキットというゴーカート乗り場であった。雨が降りそうなので、降る前に遊んでおこうということである。私としては、まずはさっきの散策で十分汗をかいているし、ビールを飲みながら昼食をとるのがベストだとは思ったが、こういう時は民主的に多数意見に従うのが世の習わしであろう。

 フォーミュラーサーキットの入り口に来てちょっとびっくりした。単なるゴーカートかと思ったが、ヘルメットを着用し、乗る前に「怪我しても文句は言いません」という誓約書にサインを書かされると言う本格的な物である。その上係員(?)はYAMAHAのつなぎを着ていた。この係員から乗る前の注意を聞かされた後、ヘルメットをかぶってGO!である。5分間の時間制限でタイムも取ってくれる。残念ながら、私は最初で出遅れてしまった。最初のカーブのところでアクセルをゆるめたら、そのままエンジンが切れてしまい、エンジンをかけ直すのに時間がかかったのである。なんと一番早かったのはテスさんだった。

 みんなでタイムを見せ合いながら、レストランへ向かう。チーズフォンデュもあるお洒落なレストランであった。チーズフォンデュを一つ頼んでみんなでつつき合うことにし、その他にそれぞれ好みのメニューを注文。私と、NORIKOさん、ばぶるばすたーさんは更にビールを頼んだ。運動の後のビールは本当に美味しい。一気に飲んでしまった。食べ終わって、またゴーカート乗り場に向かう。ここの遊園地はゴーカート系統が充実している。先ほどのフォーミュラーサーキットの他にも、ウルトラバギーというバギーカーもどきのゴーカートやスーパーゴーカートという普通のゴーカートのコースが用意されているのだ。バギーカーはスピードは出ないが、コースがでこぼこだらけで腰にずんずんと衝撃が伝わる、なかなか楽しいものだった。普通のゴーカートもコースがなかなか良かった。ゴーカート3種類を楽しんだ後、ウオーターウオークというアトラクションに入った。湖の中にテントの様なものが浮かんでいるのである。中には何が入っているのだろうと思ったが、入ってみると、本当に通路のようなテントが浮かんでいるだけである。しかしこれがなかなか楽しい。足下がしっかりしていないので、上手く歩けないのだ。ちょっと歩くとすぐに転んでしまう。このアトラクションから出たときにはへとへとになっていた。その後、ボートに乗ることになった。ボートと言っても足で漕ぐやつである。二チームに分かれて、競争しようというのである。ちょっと嫌な予感がしたがボートに乗って、その予感は的中した。本当にしんどいのである。ちょっと漕いだだけで、足は棒のようになってしまった。しかし、競争には負けるわけにはいかない。必死になって漕いだ。一生懸命漕いだ甲斐があって、私の乗ったボートの方が勝ったのだが、ボートを下りたときには、足が笑っていた。

 楽しい時間は時が早く過ぎてしまう。もう帰る時間となってしまった。車に乗って、りんどう湖牧場を出、東北道に乗って帰路についた。まず、上河内ドライブインで休憩して、けいりあん&TAKAKO夫妻とお別れとなった。本当にお二人にはお世話になった。感謝したい。その後、運転している二人が疲れているとのことで、2カ所のドライブインで休憩を取りながら、新宿へと向かった。あ、そうそう。休憩したドライブインの一つは佐野ドライブインという、佐野ラーメンで有名なところである。美味しいらしいとの噂だったので、ここで、辛口ネギミソラーメンを食べた。麺がちょっと変わっているが、平たい麺で私の好みである。新宿には午後8時半頃到着。センチュリーハイアットでお茶して解散となった。運転してくれた、テスさん、もとKISSさん、本当にお疲れさまでした。ばぶるばすたーさん、NORIKOさん、PAIさんもお疲れさまでした。けいりあん&TAKAKO夫妻にはお世話になりました。第二回の歩く会も宜しくね〜!将来は富士山に登れるようになろう!


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