アニメタル・コンサート

 30日金曜日の会社からの帰り道、いつもは購入しない東京ウオーカーをキオスクで購入。コンサートの欄をチェックしていたら、なんとアニメタルの野外コンサートが31日に開催されるという。予約チケットを購入しても無駄だろうと思っていたが、当日券は何とかなるかもしれない、駄目ならダフ屋からでも買おうかと考え、本日、4時半くらいに日比谷野外音楽堂に向かった。実は日比谷野外音楽堂は初めてなので場所が分からない。有楽町駅の地図で場所を確認して、コンサート会場に向かう。近づくにつれ、徐々にでかい音量でアニメタルの演奏が聞こえてくる。本番前の練習をしているのだろう。やってるやってると思いながら、当日券販売場で、チケットがあるか聞くと、少しだけ残っているという。立ち見と予約席のどちらがよいか聞かれたので、席の方を購入し、入り口前の花壇で新聞を読みながら開場を待つ。テレビで特集でもするのだろうか。福澤アナウンサーが、会場の周りにたむろする客にインタビューしていた。近くで見ると結構いい男だ。

 5時40分くらいに開場になった。客は大学生くらいの若者が多い。ちょっと気後れするが、気にせずに会場内に入った。野外音楽ステージは初めてなのだが、会場内で煙草を吸えるのが、気に入った。ステージの横の方には禁煙と書かれてあったが気にするやつはいない。

 6時半に照明がステージを照らしコンサートが始まった。まずは「アニメタル・レディ参上」の声が聞こえ、アニメタル・レディが登場した。ミーちゃんのボーカルは頑張っているのだが、やはり、メタっていない。途中のMCで「この衣装って、メタルっぽくない?」と発言し、失笑を買う。ただ、CDでの歌い方に比べると、多少メタルがイタについてきた気もする。しかし、魔法使いサリーよりもキューティーハニーよりも一番メタルっぽかったのは、この日初めて聞く、『UFO』のメタルアレンジだった。会場のノリもこの曲の時が一番だった。約1時間のアニメタル・レディのコンサートが終わり、さぁアニメタルの登場かと思ったら、15分間の休憩とのアナウンス。こういう時は、一気にアニメタル登場の方が盛り上がるのに、ちょっと残念である。

 アニメタルのステージが始まった。最初から場内は総立ちである。宇宙戦艦ヤマトの演奏からスタート。拳を振り上げて観客全員歌いまくりである。私などは、ヤマトとか仮面ライダー、ガッチャマンなどの方が盛り上がるのだが、会場全体ではアマゾンライダーとか、キャシャーンなどの方が盛り上がるようだ。年の差だろうか。ちょっと悲しい。でも、ボーカルのやつは私より二つほど年上のようである。この年で、ヘビイメタル特有の服装とステージアクションは相当しんどいだろう。頑張って欲しいものである。私も負けて入られない。拳を振り上げ歌いまくった。しかし、ヘビイメタル特有のヘッドバンカー(頭をリズムに合わせて揺らしまくる)だけは、さすがに恥ずかしくて出来なかった。これが出来なければ、メタラーとは言えないのだろう。

 アンコールに突入してからも盛り上がりのステージは続く。夏にはスポ根ものの企画があるらしい。この中から、あしたのジョーと巨人の星がヘビイメタルアレンジで演奏された。会場内も異常な熱気で盛り上がっている。会場全体が拳を振り上げリズムに合わせている姿は、宗教的な雰囲気すらする。醒めた目で場内を見回すとちょっと異常だ。まぁ、私もその中に混ざって、同じ様なことをしているのだが・・・。

 盛り上がりのコンサートは、9時半頃終了し、帰途に向かう。実はCFA試験の帰り道だったのだが、試験内容はすっかり忘れてしまった。(^^ゞ


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