カード社会

 米国に行って驚いたことの一つに、カードがどこでも使えると言うことが上げられる。デパートで使えるのは当たり前だが、シネプレックスというゲームセンターでもカードが使えた。地元の本屋でも、カードは全くおっけーだった。更に驚くのはニューオリンズのフレンチマーケット(フリーマーケットみたいなもの)でさえ、カードが使えるのだ。 日本で言えば、お祭りの露天商でカードで買い物をするようなものだ。

 翻って日本を考えてみると、カードを使う機会のなんと少ないことか。どちらかというと、手持ちのお金がない時に「カードが使えますか」と恥ずかしそうに聞き、 使える聞いてホッとすると言うような具合だろう。

 カードがどこでも使えるというのは本当に便利だ。何が便利かというと、まず、 買い物の際に手持ちのお金が足りるかどうかを考える必要がない。これが結構 重要だ。最近は日曜日でもお金をおろすことが出来る銀行が増えたが、祝日は まだ、引き出すことが出来ないところが多い。そんな時に財布の中に現金が 少ししかないと、非常に不安になってしまう。夜中に、買い物をしているときに 手持ちの現金が少ないときなどは、足し算が頭の中を駆けめぐる。よし足りると 思って、レジで計算してもらうと、消費税の分だけ現金が足りなくて慌てることもある。

 次に、カードだと硬貨が財布を膨らませることが無いというのも、 大きな要素だろう。特に消費税の導入以降、1円玉、5円玉、10円玉が財布の中で じゃらじゃら言って非常に不愉快だ。カードだとこれが無くなるのである。

 はやく、隣のスーパーでカードが使える時代になって欲しいものである。


back to my homepage


WebMaster:Kimihiko Uchida bobubeck@can.bekkoame.or.jp
or otherwise qzg00456@niftyserve.or.jp
©copyright 1997 Kimihiko Uchida