Lモード

 Lモードのサービスが始まったらしい。Lモードとは、Lモード対応の電話機・ファクスなどから、メニュー操作により、インターネットを通じて電話感覚で文字や簡易な画像を中心とした情報検索やメールの送受信等が利用できるサービスだ。Iモードの固定電話版と言われている。しかしながら、、、、誰がこのサービスを利用するのだろう。

 Lモードで扱われているようなコンテンツは基本的にIモードでも提供されている。つまり、そのようなサービスを望んでいる人は、既にIモードを持っているはずである。メールを使いたい人は、とっくにIモードを利用しているか、またはパソコンを駆使しているだろう。そんな中、Iモードを持っていない人、パソコンを持っていない人で、固定電話からならインターネットにアクセスしたいと考える人などいるのだろうか。パソコンが苦手、機会が苦手なら、Lモードだって苦手なはずである。また、画面の大きさをウリにするのならインターネットTVが既に、もっと普及していて良いはずである。

 Lモードが今後普及するためには、Iモードにないサービスを提供するか、新たな使い道を提案するしかない。現在、地域情報の提供をウリにしようとしているようだが、こんなものは、インターネットでだって得られるし、そのコンテンツが必要だと分かればすぐにIモードだって対応するだろう。

 従って、新たな使い道の提案といってもIモードでも出来るようなものでは意味がないのである。そうすると固定、つまり家にあることがメリットとなるような使い道の提案が必要であろう。その一つとしてはIモードとの相互利用があげられるのではないだろうか。つまり、Iモードからの情報をLモードに流しそこでデータ蓄積をしたり、IモードからLモードに指示を出す事で、Iモードでは出来ない高速の演算機能が必要な計算やソフトアプリケーションの稼働を行い、その結果をLモードで再度、取得する。そのようなIモードとの連携がうまくいかない限り、Lモードの成功はあり得ないだろう。ただ、Iモードと連携するには、独占の問題があり難しいと思われる。



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