振込手数料

　昨日、ネット通販に関する記述の中で、Ｆ銀行のネットバンキングを利用して代金を振り込んだら、「支店名が違うので振込みが出来ない」と、その銀行からメールが来たと書いた。これに関して、Ｆ銀行との間に非常に不愉快な出来事があった。

　このＦ銀行、昨年にも不愉快な事件があった、あの銀行である。この時は、パスワードを間違って入力してしまい、サイトが利用できなくなった。パスワードを間違って入力したのは私のミスであるが、パスワードを更新するのに、「印鑑がないと出来ない」とのことで、結局ＮＹ滞在中、私はこのサイトを利用する事が出来なかったのである。一番、ネットバンキングの利用が必要な時に、何の代替案も示さず、印鑑がないとパスワード更新は出来ないの一点張り。銀行はサービス産業だという事を理解しているのだろうかと、首を傾げる出来事であった。

　そして、今回、ネット通販で購入した品物の代金を、このＦ銀行のネットバンキングを利用して振り込んだのだ。そうすると、「支店名が違うので振込みが出来なかった。そのため振込代金は、私の口座に返す。」とのメールが来たのである。

　そこで口座の取引明細を確認してみたのである。すると。。。。。。驚いた事に、振り込んだ額よりも420円少ない額が振り込まれているのである。つまり振り込み手数料が差し引かれているのである。これは変だと思い、この銀行にメールした。

　こちらが望むサービスの提供を受けていないのである。手数料を差し引かれているのは心外だと、メールしたところ、返事が返ってきた。「一旦振込みは完了しているのだから手数料は頂きます。」との事。オンラインサービス規定を隅から隅まで熟読したが、間違って入力された振込依頼に対して、手数料を取るとの記述はどこにもない。何故、目的が達せられていないのに、手数料を差し引かれなくては行けないのだろう。つまり、間違って口座番号や支店名を入力する度に、手数料が差し引かれるという事である。

　間違うのを黙ってみていて、間違ったらしめしめと代金をせしめるなんて、まっとうな商売とは言えない。見えずらい標識の影に隠れて、交通違反をするのを待ち構え、罰金をせしめる警察のやり方と一緒である。普通口座と当座口座の指定を間違ったのは私の責任であるが、それにしてもやりきれない。しかし、メールで不平を言っても相手にされないだろう。結局私には、その銀行の口座から全ての資金（とは言っても、ごく僅かのお金しか、ここの口座は入っていなかったんですけどね）を引き出し、その口座を閉鎖するしかできなかったのである。

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