謹賀新年

 明けましておめでとうございます。新世紀初めの年が皆様にとって良い年でありますようにと祈念いたします。

 昨年は、NASDAQの大幅下落、そしてこれに影響された、国内ネット関連株、および半導体関連株の大幅下落と、株式関係者にとっては散々な年だったのではないかと思います。では債券担当者にとっては、良い年だったのかというと、さにあらず。ゼロックスはサムライ債の大型発行後に、格下げ、そしてディフォルトなんて言う噂も飛び出す始末。秋に登場した大型起債、ダイムラー・クライスラーも発行後に格下げ、そしてクライスラー部門の赤字拡大との報道で、スプレッドは大きく拡大しました。国内事業債に目を向けてみても、消費者金融会社が次々に債券を発行した事から、そのスプレッドは大きく拡大しました。つまり、株式担当、債券担当ともに、なかなか厳しい1年だったと言うのが本音ではないでしょうか。

 では今年はどうなるのかと考えてみても、景気は下降気味。そのうえ、株式市場の低迷を考えると、3月決算を無事に乗りきれるとは思えない。政権に目を向けても、海外で日本人の恥をさらしつづける首相がのさばる限り、期待は持てないというのが日本人みんなの思いでしょう。今のところ、あまり明るい話題はないのですが、株式市場、債券市場ともに良い一年になる事を期待して、年初の挨拶に変えさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。



back to my homepage


WebMaster:Kimihiko Uchida bobubeck@can.bekkoame.ne.jp
©copyright 2001 Kimihiko Uchida