今年の五大ニュース

去年、一昨年は「十大ニュース」というタイトルで、1年を総括したのですが、今年は控えめに「五大ニュース」としてみました。

第5位 今年も多くのコンサートに行きました。
 1月にはエアロスミス、スティーブ・バイ、3月にはディープ・パープル二回、4月にはサンタナ、6月にはキッス、7月にはダイアナ・ロス、ベン・E・キング、10月にはスティング三回、12月にはジェフ・ベック四回、PONTA・BOXと多くのコンサートを楽しみました。12月にはもう一つ、大村憲治のトリビューン・コンサートが加わる予定だったんですけど、風邪でダウンしていていく事が出来ず、それが心残りです。大貫妙子、近藤房之助、CHAR、矢野顕子、渡辺香津美など、早々たるメンバーが出演していたのに。。。。

第4位 ジェフ・ベックのコンサートに4回行った事。
 第五位の所でも触れました。12月始めにジェフ・ベックが来日。昨年5月以来の来日だったのですが、今回は「You Had it coming」を引っさげての来日。当然、コンサートでもこのCDからの曲が数多く演奏されました。新しい事に挑戦しているベックを見るのも良いのですが、やはり、「blow by blow」を忘れて欲しくないと言うのが私の感想。今回のコンサートでは一曲も「blow by blow」からは演奏されませんでしたからねぇ。

第3位 ミュージカルの楽しさを知った事。
 NY滞在中、なんと14回もミュージカルを見に行きました。それまでは、タモリと同様、「演技の途中で突然歌が始まるなんて不自然だし、笑ってしまう。そんなエンターテイメントに感動はない」なんて考えていたのですが、聞くと観るでは大違い。本物の迫力は、その手段が何であれ感動を呼び起こすのです。そのうえ、ミュージカルにも色々な種類があることが分かりました。いわゆる、劇と歌が半々のものだけではなく、歌と演奏だけで台詞が全くないミュージカルや、逆にストーリー重視でパンフレットにも簡単なストーリーを紹介していあるミュージカル、そして笑い中心のミュージカルなど。そして、そのどれもが、本物としても魅力を放っているのです。当日、劇場に行ってチケットを取ることが出来るというのも魅力でした。日本では半年以上前から予約しないと観る事が出来ないですからねぇ。

第2位 3ヵ月のNY研修。
 5月から7月の3ヶ月間、NYに滞在し、数多くの事を学ぶ事が出来ました。このエッセイでは、ライブハウスやミュージカルの事ばかり書いていたので、「何しに行ったんだ?」とか「遊びにいったみたいだ。」と、会社で言われ、メールも数多く来ました。しかし、昼はちゃんと仕事していたんです。外人は、黙っていたら何もしてくれません。部屋だけあてがわれ、それでおしまい。でも、そのままボケっと過ごしては、NYに来た甲斐がないと、メールを出しまくり、電話をかけまくって、ミーティングを自力でセッティング。「あれを教えてくれ」「何故こういう風に運用しているんだ。」と、こちらから聞いていかないと、何も得る事が出来ないんです。そんな中、多くのことを学ぶ事が出来たのは、やはり、そういった努力の結果だと思うのです。そして夜も、NYの文化、言葉を学ぼうと、疲れた身体に鞭打って外に出かけていったのです。会社はニュージャージー州だったのですが、アパートはマンハッタンに借り、毎日、ライブハウスやミュージカル、コンサートを楽しみました。アパートがクリストファー・ストリートというゲイで有名な場所だったので、ゲイパレードも楽しむ事が出来ました。

第1位 数多くの人と知り合った事。
 昨年まではネットワーク上で多くの人と知り合った事を第1位にしていたのですが、今年はネットワーク上での出会いよりも、それ以外での出会いが多かったような気がします。特に、第二位でも触れたNY研修では多くの人と知り合いました。言葉の壁がないとは言いませんが、その後もそれなりに、連絡を取り合う事が出来ているのは、大きな収穫でしょう。また、それ以外でも、仕事やプライベートを通じて、今年も多くの人と出会いました。この人脈ネットワークは、私にとって何にも換えがたい財産だと思っています。

このエッセイコーナーも97年春から初めてもう3年半が過ぎました。たまには、サボりぐせがついて更新しない事もありますが、来年もマイペースでエッセイコーナーを続けていきたいと思っています。1年間ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。皆様にとって、素敵な21世紀が訪れますように祈りまして、今年のエッセイコーナーを終わりたいと思います。



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