みの家

 森下駅に予定より早く到着。喫茶店で本でも読んでようと思ったのだが、周りに喫茶店が見つからない。ドトールもなければスターバックスもない。なんて所だと思いながら、辺りをうろうろし、ようやくカフェテラスと書かれたお店を発見。集合時間までそこで過ごす。

 約束の時間に、駅前の東京三菱ATMに集合し、「みの家」へ。ちょっと道路沿いを歩いていくと、「みの家」と書かれた看板が見えてきた。さくらの模様の中に「みの家」と書かれている。小学校の時によく先生から貰った「よく出来ました」というはんこにそっくりのさくらの模様である。

 看板の模様から分かるとおり、このお店は、さくら鍋、つまり馬肉のお店である。メニューはさくら鍋のヒレ、ロース、普通の肉。その他には、馬刺しとたたきがあるくらい。そこで、一通り全てのメニューを注文して、ビールを飲みながら、どんなものが出てくるのか待つ事に。

 思ったよりも小さくて底の浅いすき焼き鍋のような鍋に、肉が山盛りになって出てくる。そして肉の上にはお味噌がとろ〜りとかかっている。鍋を火にかけ、タレが沸騰したところで、野菜を鍋に入れ、味噌を溶きながら、肉の色が変わるのを待つ。「レアでどうぞ」と店員に言われたので、肉の色が十分に変わりきる前に、小さい茶碗にとり、生卵をつけて食べる。すき焼きよりは、くどくなく、それでいて、こくがある。要するに「美味い」のである。

 ヒレ、ロースと食べた後に、皿に盛られた普通肉を鍋に入れて皿にぱくつく。普通肉を食べ終えて一言。「先にこっちを食べてから、ヒレ、ロースと食べたかった。。。。」

 やはり、普通肉とヒレ、ロースでは味が違う。柔らかさが違う。そこで、再度、ヒレとロースを注文。口の中にいれると、口の中に甘い香りが広がる。至福の時である。

 これから、徐々に寒くなる。鍋の美味しいお店は、いくつ知ってても損はない。良い店をリストに加える事が出来たとほくそえみながら、家路に向かうのであった。



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