Rich Dad, Poor Dad

 NYに行った時に、数冊の本を買い込んできた。その中の一つが、この『Rich Dad, Poor Dad』である。向こうではベストセラーになっている本である。デイトレーダーに関する本が本棚を占領する本屋で、この本もそのような資産運用のコーナーにおいてあったので、「個人向けに資産運用をやさしく説いた本なのかな。」と思いつつ、購入した。しかし、中身は全然違った。

 要は、どうやったら金持ちになれるか。それを説いた本なのである。と言っても、胡散臭い資産運用商品を薦める本ではない。株式や債券、土地の売買の仕方を説明した本でもない(一部、土地や株式の買い方を書いている部分もあるがそれがメインではない。)

 では、何が書かれているのか。金持ちになるための心構え、何をしていけば良いのかが書かれているのである。曰く。

「ファイナンスの勉強をしなさい。」
「金のために働くのではなく、金に働かせなさい。」
「負債ではなく、資産を買いなさい」
「贅沢なものを買いたかったら、働いた金で買うのではなく、一旦その金を働かせて、金が稼いだ金で買いなさい。」
「色々な仕事を経験しなさい。その仕事とは、給料が良い仕事ではなく、会計の事が分かるようになる仕事、人の管理の仕方が分かるようになる仕事、そして販売力がつく様になる仕事。である。(広く浅く知識を吸収しなさい。専門的な知識が必要なら、そういう人を雇えば良い)」

 特に最後の項目などは、一瞬目を疑うだろう。今や専門家の時代である。ゼネラリストよりもスペシャリストにならなければ生き残れないと言われている。それなのに、多くの仕事を経験しなさいとはこれ如何に。つまり働かされる側ではなく、働かす側、即ち経営者になりなさいということなのである。

 そういえば、ワタミフードの社長も同じことを言っていた。「資本金を作るために運送屋でバイトし、接客業を学ぶためにボーイをやった。人間関係を構築するために○○大学に入った。云々」経営者になって成功するためには、そのための勉強を目的を持ってやっていかなければならないのである。

 別に金持ちになりたいわけではないので、この本をそのまま実行しようとは思わない。しかし、なかなか強烈な主張であったし、言い分はもっともだと思う。興味のある人のために、本の詳細を記しておこう。

著者のサイトはこちら

amazon.comの購入ページはこちらである。(確か、私は2割引きでこの本を買ったのだが、amazon.comでは4割引きになっていた。amazon.comで購入すれば良かった。。。。(T_T))



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