ボストン その2

 ツアーを一周して、ホテルへ。チェックインして部屋に入る。それにしても小さなホテル。ロビーも何もない。部屋に入って驚いた。私の時計は5時30分。しかし、部屋の時計は6時30分となっているのだ。え?ボストンってニューヨークと時差があるのか?でも、飛行機のチケットには、9時出発。10時到着って書いてあった。あれは2時間のフライトだったの?てことは帰りは何時?と大混乱。テレビを付けても、時刻を表示している番組はない。

 ホテルの受付に電話して「今何時?」と聞くと「部屋に時計があるだろう」との返事。「部屋の時計は6時半になっているんだけど。。。。」「今は5時半だよ。」「じゃぁ、なんで、この時計は6時半になってるの?」「そんなこと知らねぇよ。」「分かったよ。」なんか不愉快なホテルだ。その上、部屋にあるアイスボックスは水浸し。前の客が使ったままになっているのだ。で製氷器はどこにあるのかと思ったら、なんと一階。八階からわざわざアイスボックスを持って、一階に下りて氷をゲット。また八階の自分の部屋へに戻らなければならないのだ。

 部屋でくつろぐのを諦め、夕食を求めてレストランへ。リーガルシーフードというお店が美味しいと、事前に聞いていたので、リーガルシーフードというお店を探す。ボストンコモンの近くにあるそのお店は、超満員。店に入ったときには、既に順番待ちの客が、バーエリアにたむろしていた。「一人」と言うと、「40分から一時間待ちですがよろしいですか?」とのこと。「バーエリアで食事をとるのであれば、待たなくてすむと思いますが。」というので、バーエリアで食事をとることに。しかしこれが間違いのもと。バーエリアだって、テーブル待ちの客で一杯。すぐには座れないのだ。やっと座れたと思っても、立って飲んでいる客の手が後ろから伸びてくる。落ち着いて食う事なんて出来ない。

 注文したのはロブスター。やっぱりボストンに来たのだがらロブスターくらい食べておきたい。中くらいの大きさのを、焼いて貰うことに。中くらいの大きさのロブスターが丸まんま出てきて34$。さすがに安い。マンハッタンだと100$くらいであろうか。

 ロブスターは、みそが目一杯詰まっていてなかなかの美味。しかし、「こっちの席へ移れ」、「あっちの席に移れ」と忙しない。ロブスターの旨さも半減である。落ち着かないので、食べ終わってすぐに店を出てきた。後で分かったが、このリーガルシーフードというお店。ここボストンコモンだけではなく、プルデンシャルセンター、ピア4、ローガン空港と少なくても四つのお店を持つチェーン店のようだ。

 次は、ボストンの夜景を楽しもうと、プルデンシャルセンター60階にあるトップ・オブ・ザ・ハブというバーへ。店にはいるとそこには、宝石箱のようにきらめくボストンの夜景があった。全面ガラス張り。そして、ジャズの生演奏。うーん、一人で来るのはもったいない。

 しかし、しかしである。いつまで待ってもウェイトレスが注文を取りに来ない。「エクスキューズ・ミー」と呼んでも「後で行くわ」とこればっかり。ようやくやってきたウェイトレスにマルガリータを注文。しかし、いつまで待っても、カクテルを持ってくる気配がない。30分以上待っただろうか。さすがに、腹に据えかね、ウェイトレスを呼び止め「何十分またすんだ。マルガリータってのは、そんなに時間がかかるのか?」と言うと、「私が悪いんじゃないわ。」とのこと。「分かったから、すぐに持ってきてくれ。」と言うと、今度は一分と立たずに、マルガリータを持ってきた。勘定書と一緒に。

 それにしても、こちらの人は「I don't know」を連発する。最初は私の英語の発音が悪くて通じていないせいかと思った。しかし、そうではないようだ。ネイティブがウェイトレスに文句を言っているときにも、ウェイトレスは「I don't know」を連発するし、レストランのマネージャーが店員に何か注意をしても「I don't know」だ。一言、「I'm sorry」と言えばいいものの。。。。



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