地図

　ウオールストリートジャーナル紙に、「日本で液晶ビジネスが伸びている」との記事が載っていました。「何でも平らになっている。」って。

　で、その中で、当然、ナビゲーションシステムにも触れられているのですが、これが面白かった。日本では数多くのカーナビが出荷されているけれども、アメリカで同様にカーナビが普及するのは、随分先だろうって。何故かって？　日本にはカーナビに利用できる精密な地図がたくさんあるけど、アメリカには精密な地図がないからだそうです。

　確かにYahooMapを見ても、その他の地図検索サイトを見ても、アメリカの地図って本当におおざっぱなんですよね。道路と川とエリアの名前くらいしか載っていない。だから、見知らぬ場所に行くのが、とても面倒。日本の地図サイトだったら、道路や川の名前はもちろんのこと、建物の名前やそこに入っている会社の名前だって、ある程度は調べることが出来ます。電話番号まで調べられるカーナビだってありますからね。それは、日本に精密な地図があるから出来ること。いくら衛星が発達したって、建物の名前やそこに入っている会社の名前は、衛星写真からでは分かりませんからね。日本の地図会社の株価が高値で取り引きされている理由が何となく分かりますね。

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