FOOTLOOSE

 今日は土曜日、どこに出かけようかと思ったが、ぼーっとしているうちに昼になってしまった。weekdayは毎週出かけていたので、さすがに疲れが溜まっているようだ。足にも肉刺が出来ている。てな訳で、今日は一日おとなしくしていることにした。

 昼過ぎに、ランチを取りに外出、その足で近くのバナナリパブリックへ。ズボンを二着と帽子を購入。帰宅して、また、ぼーっとギターを弾いたり、メールをチェックしたり、仕事の残りを片づけたりして過ごす。

 夕方になり、いそいそと外出。ブロードウェイへと向かう。今日は、FOOTLOOSEというミュージカルを見ることにした。随分昔に、同タイトルの映画が流行ったのでご存じの方も多いだろう。私はその映画を見たことはないが、日本でも大ヒットした主題歌は、私も好きな曲である。この曲を聴くだけでも、ミュージカルを見る価値があるかなと思ったのだ。

 しかしながら、このミュージカル。私の期待を遙かに下回る内容だった。確かに、大ヒットした主題歌は、のっけから演奏されたのだが、今ひとつ迫力不足。前奏のギターリフがこの曲の命だと私は思うのだが、そのギターリフが抑えめなのだ。主役レン役のジャーミー・カシュナイアー(発音は不明)とその恋人ムーア役のジェニファー・ローラも声量が今ひとつ。友達役との掛け合いでも、友達役の方が迫力があるのだから、興ざめしてしまう。そんな中、ムーアの友達の一人であるラスティー役のアニカは素晴らしかった。喋るときは、とっても可愛い声で喋り、コミカルな口調なのだが、歌うときにはソウルフル!ブラボー!アンコールの時にも彼女の登場の時が一番声援が大きかった。多分彼女はソロで歌っても通用するだろう。ヒットチャートに登場する日を心待ちにしたい。

 主役二人の声量不足もさることながら、ミュージカル全体の構成も今ひとつ。台詞が多いので、疾走感が感じられないし、その台詞もバックの演奏にかぶってしまい、聞こえないのだ。舞台装置もちゃち。バイク三台でロックンローラーが登場するシーンがあるのだが、そのバイク。前半分しかない。その上バイクの下に滑車が着いているのが見え見え。なんか、NHKの歌謡ショーを見ているような錯覚に陥る。

 そんなミュージカルなのに、声援だけは今まで見たミュージカルの中で一番大きかった。特に主役のジャーミーが登場するときの声援はすごい。アンコールではスタンディングオベイション。何故だ〜。私には理解できない。

 アンコールの後も、このジャーミーが、端役3人と一緒に踊りながら歌を歌っていた。日本でいうところのダ・バンプみたいなものなのだろう。要は、このミュージカル。アイドルを主役に据え、ティーンエイジに的を絞ったミュージカルといえるのだろう。確かに、客は、ティーンエイジの団体が多かった。

 そんな訳で、今日は写真もなし。



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