ワシントンDC

 せっかくアメリカにいるのだからホワイトハウスくらい見なければと、ワシントンへ。ニューアーク空港から約1時間。近いものです。ワシントン国際空港に着いて、さてどうやってホテルまで行こうかと、インフォメーションセンターで訪ねてみた。すると、入り口のところにホテルのシャトルバスがあるとのこと。しかし、いつまで経っても予約したホテルのシャトルバスは来ない。ふと目の前を見ると、そこには地下鉄の駅が。予約したシェラトンホテルのガイドには、地下鉄の駅から半ブロックと書いてある。それならこの地下鉄を使って、ホテルまで行こうと、地下鉄の駅へ。

 ワシントンの地下鉄は青、黄など5色の色によって路線を表している。しかし日本と違い電車の色が青とか黄色に塗りたくられているわけではない。単に、電車の行き先表示のところに「blue」とか「orange」と書かれてあるだけ。ワシントンには、真っ青な電車や真っ赤な電車は似合わないのだろう。

 NYの地下鉄と違い車内も清潔で綺麗。音も静かで、札幌の地下鉄を思い出させる。更に、駅の構内はコンクリートで半円形に構築されていて、まるで近未来の映画に出てきそうな雰囲気だ。

 ホテルにチェックインした後は、荷物を置いて早速市内へ。当然、最初の目的地はホワイトハウス。地図で見ると地下鉄の駅からすぐ近く。ラファイエット広場前の駅で降りて、そのまま歩いてホワイトハウスに向かう。ホワイトハウスの前は観光客が群をなしていた。その群に混ざって、東側からぐるりとホワイトハウスを一周する。看板を見ると、ホワイトハウスには、西側の入り口から入るらしい。ホワイトハウスの真ん前に来ると、いつもテレビで見慣れた光景が。

 そのまま、西側の門まで歩いてきたのだが。。。。そこには、こう書かれていた、「ホワイトハウスにはいるには、ホワイトハウス情報センターでチケットを購入すること。情報センターは、ホワイトハウスに東側にある」おいおいおい。また、ホワイトハウスを一周するのか。そう思いながらも、とぼとぼと、来た道を戻って情報センターへ。やっとの思いで情報センターに辿り着き、チケット購入窓口を探すが、そこには誰もいない。そして、「窓口が開くのは来週水曜日」と書いてある。「???」そこで、過去の大統領の写真入り解説書を購入し、売り場のお兄ちゃんに聞くと、「ホワイトハウスにはいるには、朝の6時からここに並ばなきゃ駄目ですよ。」とのこと。そこまでする気力はないな。

 ホワイトハウスの中にはいるのは諦めて、そのままワシントンモニュメントへ。ただの、細長い塔なのだが。アメリカ人にはそれなりの思い入れがあるのだろう。モニュメントの回りにも、多くの観光客が集まっていた。

 ワシントンモニュメントをしばらく眺めた後は、タイダルベイスン(湖)のほとりで一休み。カンカン照りの暑さの中、汗をだらだら流して歩き回っていたので、さすがに疲れました。

 ジェファーソンメモリアルを眺めて一服していた時の事。突然空がピカと光った、それととともに、激しい雨が。。。。朝の天気予報では「雨」と言っていたのだが、外に出ると、太陽が燦々と照っている。アメリカの天気予報もいい加減だなぁと、傘はアパートにおいてきたのである。どこか、雨宿りの出来る場所はと、回りを見渡したが、何もない。湖の畔。建物が全くないところで、一休みしていたのだから。

 仕方がないので、土砂降りの中、濡れながら歩いてホロコースト記念館へ。そこの軒先で雨宿り。しかしいつまで経っても、雨の止む気配はない。そこで、ツアーモービルを利用することにした。青の2両編成のバスで、日本のはとバスみたいなもの。いたるところにチケット購入窓口があり、主要な観光地は全て網羅できるのだ。

 ツアーモービルに乗り込み、スミソニアン博物館に向かう。なかなかお洒落な建物だ。

 しかし、中にはほとんど何も展示されていない。スミソニアン博物館の内容を紹介する映画を上映していたので、それを見て過ごす。その映画によると、スミソニアン博物館は、科学者のスミソンの遺産によって建てられたもので、現在は、自然史博物館、航空宇宙博物館、などモールにあるほとんどの博物館の総称となっているようだ。

 服がびしょぬれなので、ここでTシャツを購入。トイレで着替えて、やっと落ち着いた。そのまま、またツアーモービルに乗り込み、国会議事堂、グランドセントラル駅などを見学。最初から、このツアーモービルを利用していれば、こんなに疲れなかったのにとちょっと後悔。

 日も暮れてきたので、夕食にしようと、レストランを探し始めた。しかし、道路沿いにハンバーガーの出店はたくさんあるものの、レストランはなかなか見つからない。やっと見つかっても、土日はお休み。結局1時間以上もレストランを探して歩き回ったのだが、「ここは美味しそう!」というお店には出会えず。疲れてくると分厚いステーキが食いたくなる。ステーキ、ステーキと念じながらレストランを探したのだが、ようやく見つけたレストランは、マリオットホテル横のシーフードレストラン。ここでビールを飲んで疲れを癒す。こんなことなら、ホテルに戻って、ホテルのレストランで夕食を取れば良かった。

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