ブルーノート

 今日は久しぶりにブルーノートに行って来ました。開演は9時と、ちょっと遅かったのですが、7時には店に入り、夕食を注文。その後はぼーっと始まるのを待っていたのですが・・・。

 客が入り始めたのは8時過ぎから。とにかく日本人の客が多い。席の3分の1は日本人だったのではないだろうか。実際、マンハッタンではジャズは人気がないのだそうです。どちらかというと若者は、ヒップホップ系の音楽を聴くとのこと。

 客が日本人だろうが、アメリカ人だろうが、どうでも良いのですが、着物を着た中年のおばさんの団体とかはさすがに勘弁して欲しいと思う。着物が悪いわけでもなく観光客だから悪いわけでもないのだが、演奏中のマナーがちょっと。。。。演奏中におしゃべりして、周りから「シーーーーーッ!」と注意されるんですから。

 今日のプレイヤーはWILL CALHOUNクインテット。BOBBY WATSONのフィーチャリング。のっけから、すごい演奏。CALHOUNはドラマーなのですが、最初は、パーカッションを使用。そのパーカッションが、底の浅い鍋の蓋を閉じて、蓋の取っ手を取って穴を開けたような、不思議なパーカッションなのです。そしてその穴のところを、ぽんぽんとたたくと、太い音がして、その音とベースの音がマッチ。非常に気持ちの良いサウンド。のっけから、その格好良さに引き込まれ、自然と身体が動き出すのです。

 構成は、CALHOUNのドラム、そしてベース、ピアノ、サックス(WATSON)、トランペットという構成。ピアノや管楽器のメロディーを聴いているとジャズなのですが、ドラムがとにかくすごい、パワーもあるし、ノリもジャズというよりも、R&Bかフージョンといった感じ。そして滅茶苦茶上手い!

 途中で、シンセドラムを使ったドラムソロが入ったのですが、これがまたまた格好良い。ドラムのソロなのに、手拍子をとって踊りたくなるようなそんな格好良さなのです。ペットも上手かった。キーボードが今ひとつなのが残念。弾きたいメロディは頭の中にあるのに、手が動かないって感じ。本当はどうか分かりませんけど。

 でも、とにかく格好良くて、気に入ってしまいました。最後に、「二階でCDを買ってってね。」とのCALHOUNの挨拶はご愛敬。満足の1時間半でした。


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