ヴィレッジ最古の家

 散髪してすっきりした後は、辺りをお散歩。ちょっと南の方に歩いていくとこんな家がありました。右側は、アイザック・ヘンドリックスの家。1799年建造で、ヴィレッジに残る最古の家とのこと。左側は1873年建造で、ニューヨークでもっとも間口が狭い(3m)家。日本だとこの程度はざらだと思いますが、ニューヨークでこんなに細い家はないのだそうです。逆に羨ましいですね。

 更に南に歩いていくと、セント・ルークス・プレイスという高級住宅街。並木が綺麗です。映画のロケにも使われたそうですが、何の映画でしょう?

 そのまま近くの中華屋で夕食を取った後はライブハウスへ。本当はケニーズ・キャスタウェイズというロック系のライブハウスへ行こうと思ったのです。しかし、行ってみると今日のステージは女性ボーカル系。あんまり聞いたことのない名前だったので、ケニーズ・キャスタウェイズは諦めジンク・バーへ。歴史は新しいのですがジャズ系のライブハウスの中では結構盛り上がっている店だとか。しかし、店の前に立っている従業員に「何時から始まるのか?」と聞いたところ「11時」との解答。さすがに11時まで待っていられない。そこで、仕方なく、ボトムラインへ向かうことに。ここは、過去二回ともフォーク系のつまらないライブしか見ていないので、あんまり期待できないのですが。。。。

 ワシントンスクウェアで、一休み。眺めはいいものの、路上パフォーマンは今ひとつ。

 その足でボトムラインへ。入場料を聞いてびっくり。いつもは17ドルなのに今日は25ドル。人気のあるミュージシャンなのかなと思って中に入って更にびっくり。超満員なのである。立ち見までいる。過去二回は、客がほとんどいなかったのだが、今回は大違い。

 名前は知らないが、フォークギター二人、エレキギター一人、キーボード一人、ドラム一人、そして女性ボーカルと言う構成である。フォークギターの二人がリードボーカルを取るときもある。コーラスが厚いので、なかなか聴き応えのある演奏だ。音的には、キーボード主体。あまりアレンジは凝っていない。その辺が私には物足りないのだが、観客はみんなノリノリ。いつの間にか、観客みんなが一緒に歌っているのである。

 会場全体が一緒に歌い始めると、そ、そんなに有名なバンドなの?とちょっと不安になる。多分、このバンドは歌詞がアメリカ人には受けているのだろう。メロディーも覚えやすいし、何せ音楽的に全く凝っていないので、老若男女が楽しめるのだ。実際、観客の構成を見ても、もう引退したようなおじいさんから若い女性まで幅広い。

 ショーの途中から入ったにもかかわらず、1時間以上、たっぷりと彼らの音楽を楽しんだ。コンサートが終わって外に出たときには、随分暗くなっていた。もう一件くらいどこかのライブハウスに行こうかとも思ったが、明日からの仕事を考え、帰宅。昨日、そして今日と、久しぶりに良い音楽に浸って満足の週末です。


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