台湾

 今日は台湾からゲストが来社。私がアテンドするよう言われたので、午後から、彼を連れて東京証券取引所へ。実は私も東京証券取引所に来るのは10年ぶりくらい。当然、立会い場はなくなっていました。現在は工事中で5月からはインフォメーションセンターとなって生まれ変わるとの事。

 取引所の方が案内してくれたのですが、日本語オンリー。で、私がそれを英語に通訳。他の参加者もいるのに、カタコトの英語で通訳するのは、滅茶苦茶恥ずかしかったです。

 東京証券取引所を出て、辺りを散歩した後に、喫茶店で一休み。せっかくですから、色々と彼に聞いてみました。一番興味深かったのは、台湾の選挙後の情勢。「日本人はみんな、中国が台湾を攻撃するのではないかと心配しているんだよ。」と言うと、彼は、「絶対に戦争は起きないよ。」とのこと。理由を聞いてなるほどと思いました。

 中国は戦争をしたくない。台湾も戦争をしたくない。だから戦争は起きない。さらに中国は、台湾を独立させたくないし、新しい大統領は独立運動をおこさない。何故なら既に独立しているのだから。とのこと。

 その話を聞いて、湾岸戦争の事を思い出しました。当時、日本では絶対に戦争は起きないと言われていました。何故なら、イラクは戦争を起こしたくない。だから、戦争が起きそうになったら、その直前で、イラクはクウェートから引き返すだろうと。しかし私はその時、「戦争は必ず起きる。何故なら、アメリカは戦争を起こしたいのだから」と考えていたのです。結果はみなさんのご存知の通りです。

 つまり、国際情勢を考える際に重要なのは、鍵を握っているのがどちらかを考える事ではなく、両者に成り代わって、どう言う行動をとるかを考えてみる事なのかなと。けんか両成敗って言いますし、、、、(ちょっと違いますね)。



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