自転車回収

 1ヶ月ほど前の事。いつものように自転車を駅近くの空き地に置いて会社に出かけたのだ。ところがその日は飲み会。遅くまで飲んだために終電に間に合わず、タクシーで帰宅となった。その結果、自転車は駅近くの空き地に置きっぱなし。

 で、次の日。その日は休みだったので、夕方頃自転車を取りに駅近くまで行ったのだが、どこを探しても自転車がない。何度も自転車が連なって置かれている通りを往復したが、何度チェックしても私の自転車がないのだ。撤去されたのか盗まれたのかは分からない。しかし、自転車がなければ、また歩いて通勤だ。そこで帰り際、中古の自転車屋さんで新たに自転車を購入して帰路に着いた。

 ところが昨日、大田区役所からはがきが届いていた。放置自転車を撤去して、保管してあるので金と身分証明書を持って引き取りに来いとの事。既に別の自転車を購入してしまってから1ヶ月も経って、自転車を引き取りに来いといわれてもなぁ。。。。でも、まぁ、今の自転車がまた撤去される可能性もあるし、ないよりはあったほうが良いだろうと、引取りに行く事にした。

 保管場所は、平和島。京急平和島駅から歩いてすぐのはずだった。地図を見る限り200〜300m歩けば保管場所のはずなのだ。散歩がてら歩いて保管場所へ向かったのだがいつまでたっても、目印の高速道路に辿り着かない。結局、40分ほど歩いただろうか。やっと、「第三保管場所」という看板を見つけた。地図で見るのとは大違い。随分遠いところにある。あと少し歩けば羽田空港だ。倉庫が立ち並ぶ中に、その保管場所はあったのだ。

 撤去手数料を支払い、自転車を引き取る。保管場所には、管理人が3人、雁首そろえて待っていた。この保管場所で3人も必要ないだろうと思うのだが、そこがお役所仕事。一人が自転車を保管場所から持ってくる間に、もう一人が、私の支払った手数料を自動券売機に入れて、領収書を出してくれる。それくらい、自分で出来ると思うのだが。。。そして、もう一人のおじさんは、管理人室でテレビを見ていた。

 こういう事に我々の住民税は使われているのだ。こんな事に金を使うくらいなら、もっとマシな政策があるのではないかと思うのは私だけだろうか。撤去する費用、土地代(安いとは言え、区のはずれに保管場所を購入している)、その管理費用、その他を考えると、駅前にでかい駐輪場を区の予算で作った方が住民のためだし、金だって長い目で見たら、今よりも少なくて済むのではないか。

 そんな事を考えながら、自転車で帰宅。行く時は平和島まで京急を利用したが帰りは最初から最後まで自転車。家に辿り着いた時にはぐったりしてしまった。まぁ、たまにはこれくらいの運動をした方が良いのだろう。



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